システムキッチンと食器収納

2011年7月 9日 07:43

キッチンスペースの作り方はひとそれぞれですが、私としてはキッチンメーカーの進める食器収納よりもより個人的な使い方に合わせた造作収納をお勧めししたいと思います。

キッチンメーカーで食器収納をつくりメリットのひとつには扉の面材を同じにすることが出来ることだと思います。

またお掃除のしやすさやメンテナンスなども安心につながりますね。でも、すべての満足を得てはいないようにも思えます。

そんな時は、使い勝手に合わせた造作家具という選択肢もあるんですよ。

いくつかの事例でご紹介したいと思います。

事例 1

キッチン収納とワークスペース.jpgこちらのキッチンスペースは、間口5m40センチのスペースがありました。キッチンスペース.jpgオーナー様は お手持ちの食器棚も引き続き利用したいというお話でしたので、そのスペースを確保したうえで家電収納やワークスペースもご提案させていただきました。ダストボックスワゴン式.jpg長身のご夫婦の身長に合わせて作業スペースの高さは90センチにしました。 ごみの分別は基本ですね。ということでダストボックスのワゴン収納もご提案です。 また、作業スペースはいくらあっても嬉しいもの。 スライド式サブカウンター.jpgプッシュ式でサブカウンターもおつくりしました。ちなみにキッチンの面材はフレッシュなオレンジ色ですが食器収納は木目のライトナチュラルで、小口をちょっと木目の強い色に色替えしてみました。小口.jpg

事例 2

2010年リフォーム工事で物件です。 キッチンはショールームで現品処分になっていた素敵なシステムキッチンをオーナー様がご購入されました。 キッチン低.jpgイメージを変えないように同じようなイメージの面材で仕上げました。 オーナー様の身長は私ぐらい・・・・・(つまり小さめ・・・)でしたので吊り戸はあまり高くなく 大きな暖房器具も露出しないようきれいに収めました。 畜暖機.jpg間口6mぐらいです。もちろんごみ箱もきれいに収納していますよ。

キャスター付きダストボックス.jpgledダウンライト.jpg

事例 3

2009年ご新築物件です。 対面キッチンの正面と背面の仕上げをさせていただきました。キッチンの奥行きは通常65センチです。おおくはその裏側、つまりリビング側は腰壁を立ち上げます。 キッチンの奥行きの深い両面タイプもありますがその収納スペースの使い勝手がオーナー様の生活スタイルとマッチしなかったため造り付け家具をご提案させていただきました。 リビング側は何かと細かな生活用品を収納するためのものです。また、書籍が沢山あるということでしたのでそれらの収納としても活用頂けるようなサイズにしました。 写真ではわかりにくいですが、シンクが対面に対して調理台が窓側にある?型のキッチンです。シンクの並びの下台には広くダストボックスを作っています。背面のトール型の扉収納には小引き出しがつきラベルが入れられるようにプレートもついています。OO邸キッチン.jpg

扉のつまみもきれいなクリスタル風の取っ手とロートアイアンの取っ手を使ったりオリジナルな楽しさが一杯詰まったキッチン空間になりましたよ。 

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