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榮久庵憲司(えくあんけんじ)さんの講演

2007年7月 3日 23:31

先日、北海道東海大学で行われました榮久庵先生の『デザインを想う』の貴重な講演を聞かせていただきとても感激して帰ってまいりました。
フリーのデザイナーとはかくあるべき！というデザインという仕事に対する大きな自信と道筋を作ってくださった方です。

　現在の私といえば、今は、バリバリ社会の波にもまれ、インテリアのデザインを志して仕事をしている私にとって先生の一言一言が心にしみこんでまいりました。
そして、人に感動と喜びを与えるこの仕事をするからには、先生のようにロマンチストであるべきとも感じました。
先生の言葉の一つをご紹介しましょう。
　『デザインは愛です』
　『デザインは秋の陽射しの風景そのもの・・・・70歳代になってからやっとその意味がわかりました』と・・・・・・。70 才になって解ったそうです。
今の若い私が迷いながらも暗中模索で進んでいることに少しの自信と勇気が湧きました。
『私も78歳になったらデザインを語れる人になりたい　！！』と知人に言うと、78歳まで生きるの？といわれてしまいましたが、70歳になって悟ることの出来るデザインの世界であれば、やっぱり70才代になって理解しそれを後継の若きデザイナーに話してあげられるほどになれば、自分が生きてきた意味があるというものです。そんな自分の今後を想像しながら年を重ねるのは悪くはなさそうです。
そんなことを考えながら、公演中はワクワクして先生のお話を一言も漏らすまい！！と、耳をダンボにして聞いておりました。