トイレの小話

2006年3月14日 04:13

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名建築の一つである桂離宮ですが、そのトイレは畳敷で、床の間があり、掛け軸がかかり、青磁の香炉がおかれ、花器にはお花が生けられ、書見台も備えてある んですって。
また、便器は本漆でその下のほうには真白い砂の入った箱が置かれ、用が終わるとその都度使用人が床下へ入って箱を取り替えていたんだ そうです。
そんなトイレを想像するととても風雅な空間を想像できますね。 

畳をお部屋に敷き詰める生活をわれら庶民の日常に普及したのは明治以降のことらしいので、この時代のトイレに畳の敷詰めとはとても贅沢でしたね。
  でも、現代の私たちのトイレ空間もその意識を受け継いでいるかのように洒落た、清潔なトイレ空間になりましたね。掛け軸をかけることはなくても何かお気に 入りの小物をアレンジしたり窓辺を美しくしたり、ひとつの空間(お部屋)として気持ちよさを意識していますよね。 やはり、私たち日本人がもってい

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